株式会社H.I.S.創業者・澤田秀雄氏 再建伝説を語る

澤田秀雄氏は、株式会社エイチ・アイ・エスの創業者であり、エイチ・エス証券会社の社長。かずかずの事業で「再建伝説」を造ってきた。

2003年、民営化したモンゴルの元国立銀行・ハーン銀行に経営参画し、破綻寸前から再生させた。そして、開業18年ずっと赤字続きだった日本有数の大型テーマパーク・ハウステンボスを蘇らせた話は有名だ。半年で黒字に転換させ、6年目の今年は100億円の利益を出す見込みだ。2014年、今度は愛知県蒲郡市にあるテーマパークの再建を始めた。前年度より入場者数を増やし、生き返らせた。

『三国志』、孫子の『兵法』、司馬遷の『史記』、日本では徳川家康の本を多く読んでいるという澤田氏の経営理念は「事を計画するのは人だが、その成否を決めるのは天である(人事を尽くして、天命を待つ)」。ことわざ通り、苦境から成功へと導く知恵を生み出してきた。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。