東京着PK852便、爆破予告で一時緊急着陸

パキスタンのイスラマバード発、北京経由で成田行きのパキスタン国際航空PK852便が4日、爆破予告を受けて、中国の天津空港に一時緊急着陸する騒動があった。

同航空会社の広報担当者の発表では、同便が同日北京時間9時11分(日本時間10時11分)に北京空港を離陸してまもなく、空港管制センターから「機内に爆弾が設置されている可能性がある」との知らせが入り、同10時16分ごろに北京に隣接する天津市の空港に緊急着陸した。

同広報担当者によると、中国国内から匿名の通報があった。緊急着陸後、機体、荷物、乗客乗員がセキュリティ検査を受けたが、危険物は発見されなかった。同便は数時間遅れで成田空港に到着した。

中国当局は、情報の出所を調査しているという。

パリ同時多発テロが発生してから、世界各地で旅客機が爆破予告により緊急着陸するケースが相次いでいる。11月22日、ニューヨーク発イスタンブール行きのトルコ航空の旅客機、同日、サンフランシスコからシンガポールに向かうシンガポール航空SQ001便、11日17日夜、米国内からパリに向かうエールフランスの2機がそれぞれ途中で緊急着陸した。

(翻訳編集・叶子)

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