人民元のSDR採用 象徴的意義しかない

国際通貨基金(IMF)のラガルト専務理事は11月13日、中国の人民元をIMFの特別引き出し権(SDR)構成通貨に加えることを支持するとのコメントを発表した。また、中国国内外の複数のメディアは、11月30日に開催予定のIMFの理事会で人民元が正式にSDR構成通貨に採用されるとの見通しを報道した。

現在、IMFのラガルト専務理事のほか、イギリス、ドイツなど欧州勢主要国が人民元のSDRへの採用を支持すると表明している。米国は今月上旬に中国当局がIMFの制定した基準を満たせば支持すると示した。30日に開催されるIMFの理事会では出席者の70%の賛成投票があれば、人民元がドル、ユーロ、ポンド、円に次き、SDR構成通貨に採用される公算である。

 資本流入の可能性低い

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