東京で買い物を楽しむミス・チャイナ。参考写真 (TORU YAMANAKA/AFP/Getty Images)
一人っ子政策

「小皇帝」成長を拒む=中国ブログ

30年以上続く中国の一人っ子政策で生まれた問題は多い。両親と双方の祖父母から過保護・過干渉を受けた子は、しばしば「小皇帝」と例えられている。中国の著名なブロガー劉植榮は、この子供が自立できるかを疑っている。以下は、この問題について書かれた劉氏のブログ記事の抄訳。

2012年のクリスマス。英デイリー・メールは、子供たちがサンタクロースに最も強く願うのは、「妹や弟がほしい」だったと伝えた。

中国の子供たちは正反対だ。伝えられるところによると、5~6歳児に姉妹・兄弟がほしいか尋ねると、すぐさま「いやだ!」と答える。「美味しい食べ物や家をめぐり、ケンカするから」という。

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中国北京市では4日、当局の諮問機関にあたる中国人民政治協商会議(政協)が開幕された。中国メディアによると、政協の男性委員は会議で、少子化の対策として30歳以上の未婚女性の出産を認めることを提案した。
中国国家統計局は17日、2021年の全国出生数は1062万人で、5年連続の減少と発表した。また、昨年の出生率(人口1000人当たりの出生数を示す比率)は7.52人と1949年の共産党政権樹立以来の最低水準を記録した。
近年、中国の少子化問題は深刻になる一方のようだ。地方政府はこのほど、子育ての負担を軽減するとして優遇融資策を相次ぎ打ち出した。中国では初の試みとみられる。
中国は日本よりもはるかに深刻な少子化に直面している。中国共産党政権は7月20日、夫婦1組につき3人まで子供をもうけることを認める方針を打ち出したのに続き、出産を奨励するさまざまな政策を導入する文書を正式に発表した。中国共産党(中共)は、急速に進む少子高齢化による経済成長鈍化などへの危機感を抱き、産児制限を緩和する方針だ。