中国証監会主要幹部また解任 株急落関与か
中国証券監督管理委員会(証監会)上海先物取引所の元共産党書記長、楊邁軍・理事長がこのほど解任された。今年6月から起きた株大幅急落に関与したからとみられる。
中国共産党規律検査委員会(中規委)は27日、「職務怠慢などの問題がある」として、楊氏の解任を発表した。
同株急落問題について、当局は今年7月から調査をはじめた。証監会では、張育軍・主席補佐など3人の幹部がインサイダー取引の容疑で逮捕され、庄心一・主席は解任され、楊氏は5人目となる。
大手証券会社「中信証券」も当局に目をつけられている。これまでに程博明・総経理(社長)、徐剛・董事総経理(執行役員)を含む半数近くの上層部がインサイダー取引容疑で調査を受けている。
政権内部情報によれば、習近平指導部は江沢民派が証券業界の勢力を駆使して今回の株急落を仕掛けたと断定した。金融危機を起こすことで習近平氏にダメージを加える狙いだという。
因みに中信証券の劉楽飛・副理事長(副会長)は江沢民派の主要メンバー、劉雲山・政治局常務委員の息子である。
(翻訳編集・叶子)
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