ぶらり散歩道

【ぶらり散歩道】–熊本篇– 不知火町 松合

不知火町(しらぬいまち)は熊本の中部にある宇土半島の南側に位置し、八代海(不知火海)に面しています。温暖な気候と内海に恵まれ、漁業の町として栄えました。安政2年(1855年)には松合漁港が完成し、熊本藩第一の漁港となりさらに繁栄しました。また元禄時代には豊かな地下水を使った酒造が始まり、酒造の街としても知られるようになりました。しかし、三方を山で囲まれた土地に民家が密集しており、火事になると大きな被害を受けました。文政9年(1826年)~天保2年(1831年)には、4度の大火で、のべ871戸の家屋が焼失したといいます。そんな大火のなかでも白壁土蔵造りの家屋だけが焼失を免れ、土蔵造り白壁建築が行われるようになりました。松合を歩くと今でも白壁土蔵造りの家を見ることが出来ます。

ところで、明治期に松合出身の女性が大きな話題になったことがあります。女性の名は御船千鶴子。直木賞作家・光岡 明氏の小説『千里眼 千鶴子』で有名です。姉の夫の清原猛雄に「おまえは透視ができる人間だ」と催眠術をかけられたところ優れた結果が出たため修練を続けるようになったそうです。透視で万田炭鉱の発見をしたり、海で紛失した指輪の場所を言い当てたと言われています。

千鶴子の存在が話題となり、京都帝国大学の今村新吉教授(医学)や東京帝国大学の福来友吉助教授(心理学)が研究を始め実験が行われました。紆余曲折があり、千鶴子は最後には服毒自殺をしてしまいます。

▶ 続きを読む
関連記事
中医学では、顔色、目の下のクマ、唇や舌の色、あご周りの変化などを、体調を知る手がかりの一つと考えます。診断ではなく、健康を見直すサインとして紹介します。
音や音楽は、気分だけでなく心拍やストレス、睡眠にも関わる可能性があります。音楽療法と音による癒しの違い、日常での取り入れ方を紹介します。
なかなか眠れない夜におすすめの就寝前エクササイズ6選。山のポーズ、ワイパー運動、ボックス呼吸法、漸進的筋弛緩法など、ベッドの中で簡単にできるストレッチで心身の緊張をほぐし、質の高い睡眠へと導きます
頭に浮かぶ考えは、本当にすべて自分自身のものなのでしょうか。脳科学や心理学、哲学、宗教、文学の視点をたどりながら、思考が生まれる仕組みと、それに振り回されず自由に生きるためのヒントを探ります。
新研究では、植物由来の肉や乳製品の代替品に、動物由来製品より多くの添加物が含まれる傾向が示されました。