スイス国会議員ら、習近平主席に書簡 「江沢民に法的裁きを」

スイスの国会議員ら10人はこのほど、中国の習近平・国家主席宛てに連署の書簡を送り、中国伝統気功・法輪功の集団弾圧を命令、執行した江沢民元国家主席の刑事責任を追及するよう求めた。

書簡には「全世界の正義のある人々とともに、法輪功が起こした大規模な江沢民告訴・告発を支援する」と強調し、習氏に対して、江氏などの弾圧主要責任者を逮捕し、裁判を受けさせるよう要請した。

連署したのは、国会議員4人、地方議員5人、元国連大使1人である。

中国全土で約1億人の愛好者がいたとされる同伝統気功は1999年7月から中国で禁止された。完全無実を主張する法輪功側は「(当時の国家主席)江沢民が最高指導部メンバー多数の反対を押し切って弾圧を発動した」とし、数十万人の愛好者が強制収容され、拷問や臓器収奪などで大勢が死亡したと訴えている。

法輪功情報サイト「明慧ネット」によると、「然るべき告訴を必ず受理する」という中国司法制度改革が実施されてから、今年5月~8月13日までに国内外で14万6千人以上の同愛好者や家族が中国最高人民検察院に告訴・告発状を送り、人道に対する罪、拷問の罪、集団殺害罪(ジェノサイド)で江氏の刑事責任追及を求めている。検察当局はまだ明確な反応を示していない。

書簡は最後に「断じて容赦できない江氏らの犯罪を無視せず、法的裁きを要求する我々の行動は歴史が必ず正しく評価する」と締めくくった。

(翻訳編集・叶子)

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