ミス・ワールド目指したモデル 「麻薬密輸の疑い」で逮捕 死刑の可能性も=広東省
ミス・ワールドのコロンビア代表を目指していた同国モデルが、中国の空港で「麻薬密輸の疑い」で逮捕された。薬物関連の犯罪に対して非常に厳しい中国の司法では、死刑を科せられる可能性もある。
ニューヨーク・デイリー・ニュース30日付けによると、ジュリアナ・ロペスさん(22)は7月18日、持ちこんだコンピュータの中に向精神剤を入れていたとして、広東省の広州白雲国際空港で逮捕された。現在も拘束されている。
コロンビア紙エル・ティエンポが伝える家族の話によると、ミス・ワールドのコロンビア代表を目指すロペスさんは、衣類やアクセサリを購入するために中国へ向かったという。連絡が途絶えたために在中国コロンビア大使館に連絡すると、拘束されていることが判明した。
モデルのロペスさんは、ミス・ワールド・コロンビア代表の座を目指していた。7日から開催される同国の予選大会にも出場予定だったが、逮捕の報道を受けて、主催者はロペスさんを失格と見なした。
家族や、ロペスさんの所属していたサッカークラブは、国際的な有力弁護士を雇うために、寄付を募る計画を立てている。
中国は、たとえ外国人であっても薬物犯罪に対して厳罰を下すことで知られている。6月下旬にも、覚せい剤を売買したとして死刑が確定していた日本人に、刑が執行された。4月にも、オーストラリア人が昨年、覚せい剤運搬に係わったとして、広州検察が死刑を求刑した。
(翻訳編集・佐渡 道世)
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。