卍の意味

卍は日本語では「まんじ」と読む。由来は漢語の「卍字」または「万字」の音読みで、日本では佛教を象徴する記号としてよく知られ、その歴史は新石器時代以前まで遡ることができる。卍は古来より、佛教の影響が強い国々だけでなく、世界各地の人々に親しまれていた。

古代西洋文化の中の卍

 新石器時代のインドでは、すでに卍の模様が生まれ、佛教やヒンドゥー教で頻繁に使われていた。また、ウクライナ国家歴史博物館の陳列品の中に動物の歯に施された彫刻品があるが、歯に彫られた鳥の体に卍の模様が刻まれている。鑑定によれば、この彫刻は1万5千年前のもので、旧石器時代に作られたという。さらに、トロイ遺跡でも卍の模様が発見されており、古代ギリシア人や、青銅器時代に中部ヨーロッパに広がっていたケルト人、アングロ・サクソン人も卍を使用していたとみられる。考古学分野で発見された遺物の数々から、バルト海からバルカン半島の東ヨーロッパに及ぶ広い地域において、卍の模様が古くから人々に親しまれていたことが分かっている。古代ギリシアでは、卍の模様は建築物やタイル、織物など広範囲に使われていた。

▶ 続きを読む
関連記事
長年治らなかったPTSDが、呼吸で変わる――。9・11を生き延びた女性の実例と最新研究から、迷走神経刺激が心と体を静かに立て直し、回復を支える可能性を読み解く。治療に行き詰まる人に、新たな選択肢を示す一篇。
腰や足の冷え、夜間の頻尿は「腎の冷え」のサイン。粒のままの黒こしょうを肉と煮込むことで、温かさが下半身に届き、体の内側から静かに整っていきます。
「いつかやろう」が人生を止めてしまう理由とは?年齢や才能の言い訳、スマホ依存まで、行動できない心の仕組みを9つの理論で解説。今すぐ一歩を踏み出したくなる、背中を押す思考の整理術です。
「減塩=健康」と思い込んでいませんか。塩を減らしすぎることで起こり得る不調を、中医学と最新研究の両面から解説。体質に合った“正しい塩の摂り方”を見直すヒントが詰まっています。
避けられないと思われがちなマイクロプラスチックですが、日々の選択で暴露は減らせます。加熱調理や衣類、日用品の見直しなど、今日から実践できる具体策を科学的根拠とともに分かりやすく紹介します。