スーチー氏帰国 人権問題回避に不評の声
【大紀元日本6月16日】5日間の中国訪問を終えたミャンマーの野党党首、アウンサンスーチー氏は14日、帰国した。世界的有名な民主化運動指導者である同氏は訪問中に中国政府の人権問題に触れてないとみられ、「政治家に変わった」という不評の声がいっそう広まった。
訪問前から、北京在住の胡佳氏など中国人権・民主活動家の間では「世界がかつてスーチー氏を支持したように、彼女に中国政府に声をあげてほしい」との期待が高まっていたが、失望が大きいようだ。米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、「その投機的な政治姿勢に疑問を感じざるをえない」と遠回しに批判する中国メディアがいた。
VOAによると、国際人権NGO「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の中国担当は「スーチー氏の人権問題に対する沈黙は彼女の指導者としての信用を損なった」とコメントした。
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