長江転覆事故、当局奮闘記の讃歌へ 世界を欺く中国のプロパガンダ
【大紀元日本6月8日】中国湖北省荊州市の長江で456人が乗った客船の転覆事故で、当局は6日に引き揚げた船内の捜索をほぼ終了した。これまでの捜索・救助活動においての中国当局の露骨なプロパガンダ(政治宣伝活動)に、国内外から注目や批判が集まっている。
7日付香港メディア・東網は論評記事を掲載し、船舶事故として1949年の共産党政権樹立以来、最大級の惨事となる同事故への救助活動で、中国当局が救助した人数はわずかだったが、プロパガンダにおいては多大な成果を収めたと指摘した。
中国政府発表によると、7日までに432人の死亡が確認され、生存者は14人、行方不明者は10人。中国政府は警察や軍など約3000人態勢で捜索に当たった。生存者14人のうち、船長や機関師ら7人は自力で脱出し、5人が長時間の漂流から救出され、直接当局の救助を受けたのは2人だけだった。
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