中国の名物司会者、毛沢東批判で処分へ 香港紙「党イデオロギー危機があらわに」
【大紀元日本4月10日】中国国営中央テレビ(CCTV)の有名な司会者・畢福剣氏(56)が私的な宴席で「我々を苦しめた」と皮肉めいた言葉で毛沢東を批判した動画がインターネットに流出した。その発言をめぐって支持者と反対者の間で激しい口論に発展し、物議を醸すことになった。
政府系メディアは一辺倒に畢氏の批判を続けている。CCTVは畢氏の番組を一時放映停止にすると同時に、8日夜には「中央テレビの司会者として発言は重大な社会的影響をもたらした」と非難し、「真剣に調査して厳正に処分する」と発表した。
畢氏は9日、中国版ツイッター「ウェイボー(微博、Weibo)」で、不適切な発言があったとして「深くお詫びする」と謝罪の声明文を発表した。その後、わずか1時間で10万人を超えたネット利用者から書き込みが寄せられた。「真実を語るのに罪はない」「謝罪する必要はない」など、畢氏を支持する意見が多数を占めた。
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