中国当局、中国聯通の腐敗行為を発表 江沢民氏長男調査への布石か
【大紀元日本2月9日】国家機関や地方政府の腐敗を摘発する中央巡視チームは5日、公式サイトで査察を終えた国有企業・電気通信最大手の「中国聯合網絡通信集団有限公司 (中国聯通)」について、「一部の幹部に不正行為があった」と発表した。同社に大きな影響力を持つ元最高指導者江沢民氏の長男・江綿恒氏が反腐敗のターゲットになっている可能性が高い。
具体的な不正行為について、「職権を利用してサプライヤーや請負業者と結託し、利益提供や性接待を受けていた」、「親戚や知人らにプロジェクトを落札させたり、関連企業を運営させたりするなど不正蓄財を行った」、「子女らの海外留学や就職などに関してもサプライヤーに便宜を図ってもらった」と指摘した。
さらに、これらの不正行為は問題の一部に過ぎず、現在調査中のものもあるという。発表で不正を行った幹部や関係者の名前や役職などは明かされていない。同社では昨年12月、宗新華・元中国聯通情報化電子商務事業部総経理ら高級幹部2人が相次ぎ失脚した。
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