建国祝賀会に江派が参列、トラなだめる習政権の懐柔策か

【大紀元日本10月10日】北京の人民大会堂で9月29日、中国建国65周年の祝賀会が開かれた。慣例に反して、胡・温両氏を含む元指導部メンバーが欠席したのに対し、江沢民元国家主席と江派の重鎮が参列した。これは止むところを見せない江派の現政権への「妨害行為」をなだめるための、習主席の取った懐柔策と見られている。

中国国営・新華網9月29日付けによると、祝賀会には「習近平国家主席や李克強総理など現職の政治局常務委員7人が出席し、馬凱や王滬寧など18人の政治局委員も出席した。江沢民、李鵬、呉邦国、李嵐清、曾慶紅、賀国強も祝賀会に参加」と伝えた。一方、胡錦涛前主席や温家宝前総理ら元指導部メンバーは姿を見せなかった。

習政権を脅かす江派の攻勢は続いている。人民軍にはいまだに江沢民派の影響力が強く残る。9月17日、習主席がインド訪問中、印中間の領域を争う地帯に中国人民軍が進軍し、両首脳を驚かせた。また5月頃から、南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島の周辺海域でベトナム船に中国公船が何度も体当たりするなど、暴力的行為を繰り返した。いずれも国際社会の反発を呼ぶ非常識な行為だ。

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