質より量の中国スパイ 学生に「愛国精神」呼びかけ(2)

この記事は、質より量の中国スパイ 学生に「愛国精神」呼びかけ(1)の続きです。

中国のスパイ活動がずさんで警戒不足に見えるのは、その大雑把な方法にある。情報保全企業ブラック・オプス・パートナーズ(BlackOps Partners)の情報部門責任者ポール・ウィリアムズ(Paul Williams)氏によると、スパイには「捕まってはいけない」という大原則があるという。そのため各国はいくつもの綿密な予防策を講じている。

 しかし中国の場合、その原則が当てはまらない。小さな活動をする留学生は捕まれば切り捨てられる。「予防策が少なく、大きなリクスを犯している」とウィリアムズ氏は分析する。また、大勢で仕掛けるため、何が盗まれたのか判明しにくいという。中国人スパイの「質より量」作戦は成功している。実際、中国へ多くの情報が流れた。

▶ 続きを読む
関連記事
中国共産党(中共)の領事館から届いた警告書簡に対し、米国の地方当局者が正面から反論した。米インディアナ州のダニエル・エリオット財務長官は逆に、中国総領事館に対し、なぜ外国の当局者の一挙手一投足を注視しているのかと公然と問いただした
中国からの巨額融資で深刻な債務危機に陥ったアフリカのザンビア。国際調査で明らかになった中国工商銀行の融資手法や不透明な契約、難航した債務再編の実態とは
中国共産党がSNSの偽アカウントを使い、米国社会の分断をあおっていると米上院議員が警告。法輪功や神韻芸術団を標的とした偽情報工作、米国政治への介入疑惑が浮上している。専門家は規制強化を求め、米司法省も越境弾圧への取り締まりを進める
大紀元が中共の政法機関による監視データベースを独自入手。1万人以上の情報が記録され、海外SNSのアカウントから身元や住所を特定する実態が浮かび上がった。民主活動家や法輪功関係者らへの越境弾圧、被害者の証言、米国とカナダの対抗措置を追う
米巨大ITによるAI投資の急拡大と現実的リスク、そして中国共産党が「発展途上国の支援」を偽り進めるデジタル支配の罠を検証。自由と安全保障を守るための賢明な判断と技術選択を提言する