パラキシレン工場建設に数万人が抗議 武装警察出動で死傷者多数か=広東省茂名
【大紀元日本4月1日】広東省茂名市で30~31日、毒性の高いパラキシレン(PX)を生産するプロジェクトに抗議するデモが行われた。デモには数万人の市民が参加したが、武装警察に阻止され、乱闘となった。学生を含む多くの死傷者が出たもよう。
茂名市には中国石油大手・中国石油化工集団の支社があり、同社が地元政府と連携してパラキシレンを生産するプロジェクトを新たに立ち上げようとした。新工場は市街地から7キロしか離れていないことから、環境汚染による健康被害を恐れる市民らが抗議デモを行った。
大紀元の取材によると、30日のデモでは、千人にのぼる武装警察がデモ隊の行進を阻止し、警棒などで市民に殴りかかり退去させた。「約80人が重傷、約200人が軽傷、2人がその場で死亡、2人が病院に搬送された後に死亡した」と市民の楊さんは証言した。
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