名門大の毒殺事件で死刑、専門家「人格教育を軽視した結果」

【大紀元日本2月20日】中国上海市の名門大学、復旦大医学部の大学院生を毒殺したとして、故意殺人罪を問われた林森浩容疑者に対して、上海の中級人民法院(地裁)は18日、死刑判決を言い渡した。林容疑者は被害者の男性と同じ医学部の院生で学生寮のルームメイトでもあった。北京大や清華大と並ぶ中国の有名大学で起きた事件だけに、判決の結果が注目されていた。

被害者の黄洋さんは昨年4月1日、部屋に設置されていた給水器の水を飲んだ後に身体の異常を訴え、2週間後に死亡した。警察当局の調査によると、林容疑者は前日、実験室から毒物を持ち出し、給水器に投入したという。林容疑者はこの毒物を使って動物実験を行っていることから、捜査線上に浮上したという。

逮捕後、林容疑者はエープリルフールの冗談のつもりだったとして殺意を否認している。

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