中国、54万トンの米国遺伝子組換トウモロコシを拒否も開発に熱心
【大紀元日本12月25日】中国の国家品質監督検査検疫総局は11月末、遺伝子組み換え品種を含む米国産トウモロコシ54万5000トンを積んだ大型タンカー9隻の入港を拒否した。その理由について中国農業部(農林水産省)は「同品種の安全性は検査中」であると発表している。一方、中国国内では国産の遺伝子組み換え品種のコメの開発を進めており、さらに大豆や小麦などの穀物を対象とする実験を開始している。
ブルームバーグによると、中国が輸入予定だった米国産トウモロコシに害虫抵抗力を強化した遺伝子組み換え品種「MIR162」が混入していた。輸入品検査をする当局関係者は9隻の貨物船のうち7隻分を購入していると話している。この関係者は輸入に関することは機密情報で個人名など詳細を明かすことを拒んだ。
買い手である中国最大の国営食品会社中糧集団COFCOはコメントを拒否している。海外メディアの取材に対して国家品質監督検査検疫総局のスポークスマンは正式な回答を出していない。
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