三中全会は「地下政党の秘密会議」か、既得権益が抵抗「邪魔者が取り除かれた」との投稿も

【大紀元日本11月11日】中国の国家運営の重要方針を決める共産党の重要会議「三中全会」は9~12日まで開かれている。会期前、政府メディアは「前例のない改革を行う」「全面的な改革深化」などと喧伝していたため、世界中、詳細の発表に注目していた。しかし、会議はすでに始まっているのに、内容がまったく報じられていない。

同じく詳細が報じられていないのは6日に山西太原市の共産党本部前で起きた連続爆発事件。警察当局は8日、地元出身の41歳の男を拘束したと発表した。報道によると、同容疑者の自宅から手製の爆破装置など大量の証拠を押収し、本人も犯行を認めているという。さらに、以前窃盗の罪で懲役9年の判決を受けていたとも伝えられた。犯行動機は「社会への報復」だとされている。

この発表を疑問視する声が市民から上がっている。その多くは犯罪動機に関するものだ。「社会への報復が動機なら、もっと人が集まる場所で爆発を起こすのが普通だ」、「共産党本部前での犯行だから、社会ではなく、報復の矛先は政府に向けているとの解釈が自然だ」などなど。香港にある中国人権民主運動情報センターは容疑者が判決を不当として陳情を繰り返していたと伝えた。しかし、米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は容疑者と同じ地区に在住する陳情者を取材し、「この地区に在住している陳情者なら知っているはずだが、この人物を知らない」との証言を得た。

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