ベトナム、ロシア潜水艦6隻購入 東シナ海の海軍力強化

【大紀元日本11月1日】ベトナム人民海軍は11月7日、同国で初めてとなるロシア製の通常動力潜水艦(キロ型潜水艦)が引き渡された。今回の潜水艦以外にも、ベトナムはロシアから5隻を購入しており、今後順次ベトナムへ届く予定。カナダ拠点の軍事情報誌・漢和防衛レビューが報じた。東シナ海の領海争議に際し、海軍力を強化しているものとみられる。アジア太平洋地域の各国の海軍力の高まりに注目が集まっている。

潜水艦を製造するサンクトペテルブルクの造船所によると、ベトナム用に製造された1隻目は「ハノイ」、2隻目は「ホーチミン」などベトナムの地名が名付けられた。2隻目は現在潜水試験中で、今年末頃ベトナムに到着するという。他4隻は2016年までに引き渡される。また、多くのベトナム軍水兵が今年4月からロシアで訓練を始めているという。

20億ドル(約2000億円)が試算された潜水艦6隻の購入契約は、2009年にベトナムのグエン・タン・ズン首相がモスクワ訪問した時に結ばれた。

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