S&P 中国銀行セクターの3大リスクを警告、バンカメ出資撤退

【大紀元日本9月9日】米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は9月3日に発表した『中国50大銀行に関する報告書』で、中国の銀行セクターには輸出低迷、過剰生産能力および地方政府負債問題の3つのリスクが目前に迫っていると警告し、中小金融機関が真っ先に破産するとの見通しを示した。(Emmanuel Dunand/AFP)

同報告書は、中国銀行セクターは将来2~3年間において、この3つのリスクの拡大により不良債権が急増する恐れがあるとし、銀行セクターの信用評価に極めて大きな圧力をもたらしており、格付けを引き下げることを示唆した。

また同報告書は、不良債権の急増で一部の中小金融機関が真っ先に破たんに追い込まれるため、今後銀行および金融機関の業界再編が加速するだろうと予測した。

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