南水北調、水源地の汚染が深刻化  「完成すれば糞尿の水を飲む」

【大紀元日本6月24日】中国当局が北部地区の厳重な水不足問題を解消するため、2002年から着工した「南水北調(南部の水を北部に引く)プロジェクト」。国営テレビCCTVはこのほど、その水源地である丹江口ダムの深刻な汚染状況を明らかにした。来年秋に同プロジェクトの完成が予定されているが、河南省、河北省、北京市、天津市などの20以上の都市の住民はこの著しく汚染された水を飲用することになる。

丹江口ダムは中国の湖北省、河南省にまたがるアジア最大の人工淡水湖。漢江の中上流に位置し、水源は漢江と丹江。

漢江は、長江の最大の支流であり、総長は1532キロ。丹江は河南省や、湖北省、陝西省の辺境一帯を流れる漢江の最長の支流。

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