道徳を重視した陶の母

【大紀元日本6月18日】晋の時代の将軍・陶侃(とうかん)の母、湛(たん)氏は豫章(現在の江西南昌)の生まれである。陶の家は非常に貧しかったが、湛氏はいつも麻の繊維を糸状にねじ上げ、お金と交換していた。そしてそのお金で陶侃を養い、彼に才徳のある人たちと付き合わせていた。

陶侃は若い時、洵陽(現在の九江県)で魚の捕獲を管理する官_li_をしていた。その期間、彼は母に瓶いっぱいの塩魚を贈った。すると湛氏は塩魚を陶侃に返し、手紙で彼を責めたという。「あなたは官_li_の身でありながら、国の物を私に贈るなど、私を喜ばせるどころか、返って私に精神的負担を増やしているのですよ」

ある日、孝行清廉な范逵(はんき)という有名な人物が、陶侃の家で宿を借りることになった。范逵には随行する使用人と馬がたくさんいたが、陶侃の家は非常に貧しく、彼らをもてなすものは何もなかった。しかし、湛氏は陶侃に「あなたは表で来客に応対していなさい。私には考えがあります」と言った。

▶ 続きを読む
関連記事
健康のために飲んでいる薬やサプリ、実は普段の食べ物がその効果を弱めたり強めたりしているかもしれません。グレープフルーツや緑茶、イチョウ葉など、身近な食品と薬の意外な相互作用を専門家の解説でわかりやすく紹介します。
春は牡蠣が最も肥える季節ですが、食べ方によっては体に重さや冷えを感じることもあります。にらやしょうがなどと組み合わせることで、春の気の巡りを整え、体にやさしい一皿になります。
「人生をやり直したい」と感じたとき、本当に必要なのはゼロからの出発ではなく小さなリセットかもしれません。環境、時間、習慣、情報、健康――日常を整える5つのシンプルな方法で、人生の流れを前向きに変えるヒントを紹介します。
食事をしたばかりで満腹なのに、なぜかおやつに手が伸びてしまう――。その理由は意志の弱さではなく、脳の仕組みにあるのかもしれません。最新研究から見えてきた「食べ物の誘惑に負けてしまう理由」と対策のヒントを解説します。
頭がぼんやりして集中できない「ブレインフォグ」。その原因は単なる疲れではなく、腸内環境や慢性炎症、生活習慣の乱れが関係している可能性があります。食事や睡眠、運動の見直しで改善が期待できる対策を専門医の視点から解説します。