道を究めた蝉取りの男

【大紀元日本3月27日】およそ三千年前の『易経』には次のように書かれています。「形而上者謂之道、形而下者謂之器 (形よりして上なるもの、これを道といい、形よりして下なるもの、これを器という)」。武術・料理・建築・舞踊・絵画・音楽・書・・・すべての形として目に見える文化(器)には、「道」があります。それは、人が身体的、精神的鍛練を通じて技を磨いていく過程であり、あらゆる現象の中に「道」が息づいています。

 ある日、孔子が弟子たちを連れて楚の国を訪れた時のことである。一行が林の中を歩いていると、一人の円背(えんぱい)の男が竹の棒を片手に蝉を捕まえている。よく見ると、男はいとも簡単に蝉を捕え、一度も失敗することがない。

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