中国地方政府、地方版景気刺激策を相次いで発表、貴州省だけで3兆元規模に

【大紀元日本8月7日】中国経済成長の失速に伴い、中央政府から「経済成長を安定させよう」との指示のもとで、地方政府はこのほど、相次いで景気刺激計画を発表した。現在発表された景気刺激計画の総規模は、2008年世界金融危機発生後に中央政府が打ち出した「4兆元(約49兆2000億円)景気刺激策」を上回っていることから、一部のエコノミストは大規模な資金流入でインフレ圧力が再び強まるだけではなく、地方政府の負債が急増する恐れがあるため、すでに失速している中国経済にさらなる大きな打撃を与える、と懸念している。

*地方政府 景気刺激策を相次いで打ち出す、貴州省だけで3兆元規模に

中国国内報道によると、中国浙江省の寧波市、江蘇省南京市、湖南省長沙市と貴州省は7月に相次いで景気刺激計画を発表した。7月16日、浙江市寧波市は全国地方政府の中で先駆けして刺激計画を発表し、投資拡大の促進、減税、技術革新などの面で約26項目の景気刺激対策を打ち出した。

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