3月の北京クーデターの一部始終を暴露=香港誌
【大紀元日本7月3日】重慶市元トップ薄煕来氏の解任に絡み、3月にミニブログを中心に「北京で銃声が聞こえた」、「北京でクーデターが起きた」とのうわさが広まった。当時、当局は「デマの流布」で6人を逮捕し、クーデター説を一蹴した。しかしこの度の香港紙の記事で、当時、確かにクーデター寸前まで軍と政法(司法、公安)委員会との間は緊迫していたことが暴露された。
香港誌『前哨』最新号は3月19日に胡錦濤主席の指示を受け北京入りした第38軍と、政法委が管轄する武装警察との衝突の一部始終を報じた。同紙は、伝えられた情報は中央政治局に非常に近い関係者からのものとし「3月19日のクーデターは89年天安門事件後の最大の騒乱だ」と主張している。
記事によると、薄氏の腹心だった重慶市元公安局長の王立軍氏が米総領事館に駆け込み、薄氏らの政変計画を暴露したのを受け、胡主席は身辺護衛を担当する中央警衛局のメンバー全員を第38軍の人員と入れ替えた。これで薄氏の後ろ盾である周永康氏の勢力を徹底的に排除した。
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。