近海海域の汚染が深刻、流入する汚染物質の増加で=中国当局が報告書

【大紀元日本6月29日】中国国家海洋局が25日に発表した『2011年中国海洋環境状況公報』によると、河川から流入する汚染物質の増加が問題となっているという。ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

公報は全国約8000の観測ポイントから収集した約240万件の観測データに基づいてまとめられた。

公報は中国の海洋環境はおおむね良好だとしながらも、近海海域の汚染問題が深刻だとしている。具体的に、内陸から流入する汚染物質の増加が主な原因だという。また、一部地域では、海水の遡上によって、土壌の塩化、海岸の浸食による近海海域の汚染状態が悪化し、原油流出などの突発事件で環境汚染のリスクが高まっているという。

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