チベットで新たな焼身自殺者、中国政府は幹部大量派遣へ

【大紀元日本3月15日】中国四川省のチベット人居住区では10日、チベット人焼身自殺事件が新たに発生した。今月で3人目となる。これを受けて四川省政府は「社会の安定を維持する」との理由で、千人余の幹部をチベット人居住区に新たに派遣すると発表した。

3月10日、中国政府は「チベット反乱を抑えた」記念日と定めているが、チベットの独立運動団体の多くは、「チベット蜂起記念日」としている。

53周年となる今年のこの日、四川省アバ県の重要寺院・キルティ僧院の18歳の僧侶は中国政府のチベット政策に抗議するため焼身自殺を図り、死亡した。2009年2月から、計27人のチベット人が焼身自殺での抗議を行った。19人の死亡が確認されているが、そのほかは当局に収容され、大半は所在不明である。

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