チベット、祝いなき新年 国営メディア「華やかな祝賀」と報道
【大紀元日本2月23日】2月22日はチベット民族にとって一年で最も重要な日「ルーサー」(新年)だ。しかし中国国内の同地区では、華やかな踊りも装飾も見られない。チベット亡命政府ロブサン・センゲ首相が先月、中国当局による弾圧とチベット僧の焼身自殺を受けて、祝賀行事の停止を求めたからだ。それにも拘らず、中国国営メディアはチベットで新年の行事が盛大に祝われたかのように報じており、弾圧の事実や焼身自殺には全く言及していない。
チベット亡命政府広報部によると、中国旧正月の1月24日、チベット自治区内で基本的人権保護を訴えて集まったチベット人に警察が無差別に発砲、6人が死亡し60人が負傷した。
新年の22日も、多数の中国武装警察と人民軍が自治区内に配備され、厳しい監視体制が敷かれている。
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