人民元問題で異なる内容 胡錦濤主席G20演説に2つのバージョン

【大紀元日本11月10日】胡錦濤主席のスピーチ原稿に2つのバージョンがあった。3日、仏カンヌで開かれたG20首脳会議で胡錦濤主席は「重要演説」を行ったが、中国側が欧米メディアに流した英語版スピーチ原稿と、中国国内で報道された原稿に内容上の相違があった。

英語版では次の記述がある。「新興国に通貨の切り上げや輸出の削減を繰り返し要求することは、均衡のとれた成長にはつながらない。逆に、世界経済を『均衡のとれた衰退』に陥らせ、持続可能な成長を不可能にしてしまう」

この内容は、中国当局が人民元切り上げを拒否する際に使ってきた文言の中でもっとも強硬なものだとされている。

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