中国、水危機解決に48兆円投資

【大紀元日本10月15日】中国水利部の幹部はこのほど、水資源の保護と利用および水供給において、中国は大きな難題に直面していると表明した。水資源の不足による中国経済発展への脅威を回避するため、中国は今後10年間で、4兆元(約48兆円)を水利建設に投じるという。

中国水利部(省)の矯勇・次官は12日、中国の水利状況に関する記者会見の席で、中国の水資源の分布は非常に不均衡であるとし、それに加えて、工業化と都市化の加速や、用水の計画性が足りないなどの原因から、水資源の開発、利用および保護、水供給などの面で中国には難題が山積していると述べた。

中国では2002年に、南方の水を北方に引き込む「南水北調」プロジェクトが着工した。総投資額5000億元の同プロジェクトは北方地域の慢性的な水不足を解消することが目的であり、それにより、首都北京とその周辺地区の深刻な水不足を緩和できるという。

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