幼児、死体と共に7日間生活 深刻化する留守児童問題

【大紀元日本10月10日】最近、1歳8カ月の幼児が、たった一人の保護者で同居人の祖母の死亡を理解できず、7日間、死体の側で飲食を絶たれたまま生きていたという事件が明らかになり、中国国内で注目を集めた。中国農村部では、両親が出稼ぎに出たまま家になかなか帰らないという事情から引き起こされる、留守児童問題が深刻化している。

湖南省の婁底市双峰県に住む小夢さん(1歳8カ月)の両親と祖父は、約160キロ離れた都市・長沙へ出稼ぎに出ている。そのため 両親は幼い小夢さんの世話を祖母に任せていた。祖母と連絡が取れないことを心配して帰宅した小夢さんの両親により、祖母の突然死が判明した。 祖母は先月27日に亡くなっていた。

国内紙、潇湘晨报の取材に応えた父親の話によると、祖母とは、9月20日に実家と通話したのを最後に、連絡がとれなくなっていたという。両親は連日の音信不通が気になり、27日に帰宅し、祖母の死を確認した。「 発見された時、小夢はトイレのドアの所に倒れた母の腕のなかで眠っていた。母の死体はすでに腐り始め、蛆虫がわいていた」と、父親は泣きながら同紙に語った。

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