温州高速鉄道事故 ずさんな事後対応が浮き彫りに 被害者「涙も出ない」
【大紀元日本9月28日】 「災難は忘れたころにやってくる」。2カ月前の温州鉄道追突事故。一時集中していた世間の関心も時が経つにつれ薄れていく中、27日、中国の大都市・上海市で事故がふたたび発生した。同じ製造元の信号システムの故障という同じ原因なので、当局の体制がふたたび厳しく問われそうだ。
それに先立ち20日、ニューヨーク・タイムズ紙は温州鉄道事故の被害者を追跡する報道を出している。事故直後の救出活動のあり方や、補償、治療などの問題について、当局と対立していることが明らかになった。
陳立華さん(38歳)は事故で8本の肋骨が骨折、肺が損傷し、ヒザの骨が粉々に折れ、兄弟が亡くなった。彼の主張によれば、自分が事故で失った現金と私物は計3.75万元(約47万円)、しかし、中国鉄道部が彼に支払った賠償金の総額は220元(約2730円)だ。
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