騒乱のリビア 中国は石油投資の利権保護を要求
【大紀元日本8月24日】北アフリカのリビアでは22日夜、反体制側勢力が首都トリポリをほぼ制圧し、カダフィ政権の終局に早くも市民から歓声が上がっている。変革と騒乱の最中のリビア情勢を受け、中国は、石油投資を保護するよう、リビアに迫っている。
中国の商業部(経済産業省に相当)文仲亮・外国貿易局副局長は23日、リビアの新政府が中国の投資を保護するよう求めた。
これは、リビア反体制派が掌握する国営石油企業AGOCOの広報担当者が、現政権崩壊後の石油利権について、今回の内戦で中立的立場を示していた中国およびロシア、ブラジルは将来的に「政治的問題」が発生する可能性があり、権利を優遇しないとの見方を示したのを受けたもの。
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