鉄道部報道官が「異動」 「スケープゴートだ」と同情の声も=中国
【大紀元日本8月19日】「信じるかどうかは自由だが、私は信じる」。流行語ともなったこのセリフを発した中国鉄道部の王勇平・報道官が、このほど職場「異動」となった。新華社の英文通信は16日に同氏の「停職」を伝えたものの、17日の人民日報(ネット版)は一転、王氏は、ポーランドに本部を置く鉄道国際協力機構の中国側委員に就任すると報じた。つまり、王氏は「免職でも停職でもなく、正常な人事異動」(鉄道部幹部)だという。
「異動」にしても「処分」にしても、鉄道部そのものを代表した「無責任」発言を口にした王氏についてのこのニュースは、意外にも多くの人々の同情を得た。「スケープゴートにされただけだ」という意見がネット上で飛び交う。
「女官が身ごもったら、皇帝が宦官を処刑した」
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