アモイ密輸事件主犯・頼昌星、12年ぶり北京送還 中共高層に衝撃

【大紀元日本7月25日】「中南海ではフリーパス」と中国共産党高層とのパイプを豪語し、12年前にカナダに逃亡した中国アモイ巨額密輸事件「遠華事件」の主犯格・頼昌星容疑者が、23日午後北京に強制送還され、逮捕された。香港メディアは、中共高層に巨大な衝撃を与えるだろうとし、「杯をあげて祝う人、寝付けず寝返りを打つ人、恐れおののく人、いずれにせよ誰一人寝られないだろう」と評している。

新華社の報道によると、頼容疑者がカナダ警官の護送の下、現地時間22日午後バンクーバーから中国民用航空便に搭乗し、23日午後北京首都国際空港に到着した。カ中双方が引き継ぎ手続きを行った後、中国公安は頼容疑者に逮捕状を公布し、その場で逮捕したという。

それより前の21日、頼容疑者の送還猶予の要求に対し、カナダ連邦裁判所は北京から死刑に処さないことや拷問にかけないことを承諾してもらったことなどを理由に、却下の決定を下した。

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