杭州で河川汚染事故 化学薬品流出で 当局は貯水を緊急通告
【大紀元日本6月9日】水の都・浙江省杭州市周辺では飲用水源の化学物質汚染事件が2件連続して発生し、55万人の飲用水に影響をもたらした。現地の学校が一部閉鎖となり、住民が水の買占めに走り、スーパーの水が在庫切れの状態になっている。
地元紙・銭江晩報によると、4日夜11時頃、31トンの有機化合物フェノールを積載した大型トラックが杭新景・高速道路で交通事故を起こし、タンクが破裂してフェノールが大量に漏出した。事故当時、大雨が降っていたため、約21トンの劇物フェノールが大河・新安江に流入した。
新安江は杭州市などの都市の生活用水の主要供給源であるため、事故発生後、当局は約50万人の住民の生活用水を提供する5つの水工場の給水口を一時閉鎖し、汚染された川の水を薄める対策として、同河川の上流のダムの排水量を増やした。
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