盗難・誤字・大富豪クラブ 名所「故宮」に異変
【大紀元日本5月19日】中華文明の貴重な歴史的文物を所蔵・展示している北京の故宮博物院で、総額数千万元(1元=12.5円)の文物が盗まれる事件が発生し、これをきっかけに浮上した一連の失態に、中国国内で非難が集中している。
5月8日夜、同博物院では展示中の文物7点が盗まれる事件が発生。犯人は展示室の壁に穴を掘って侵入したもようだった。専門家は、被害総額は数千万元に達すると試算している。
11日夜、犯人が逮捕された。犯人は「素人」で、事前に計画した犯行ではないと報道された。この日、参観に訪れた犯人は、周りの状況を見て犯行を思い立ったという。参観途中で空室に侵入して身を隠していた犯人は、夜になって壁に穴を掘って展示室に入り盗みをはかった。しかし、盗んだ文物を何者かに鑑定してもらった結果、偽物であるといわれてゴミ箱に捨ててしまった。貴重な文物3点が未だに行方不明だという。
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