中国国防白書、軍備増強姿勢を鮮明に 米の地区安全問題介入に警戒

【大紀元日本4月6日】中国政府は3月31日、2年ぶりの国防白書「2010年中国の国防」を発表し、海洋権益の保護を目的とする軍備の強化・拡大姿勢を鮮明にした。アジア太平洋地区の安全情勢について、「複雑性と多変性がいっそう顕著になっている」とし、米国の軍事戦略への警戒感を示した。また、台湾独立を阻止することを白書で初めて軍の優先任務と定めた。

軍備増強姿勢を鮮明に

今回発表した白書で、「海洋権益の保護」を新たな戦略目標として打ち出し、海軍の能力や装備を増強していく姿勢を鮮明にした。中国が主張する「海洋権益」は、領有権を主張している尖閣諸島や南シナ海の離島に限らず、インド洋進出なども視野にいれている。

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