震災を体験した台湾女性

【大紀元日本4月6日】3月11日に発生した東日本大地震は、東北地方の東海岸から関東地方沿岸に至るまでの極めて広い範囲に、甚大な被害をもたらした。その中でも被害がひどかった場所の一つに宮城県東北部の南三陸町がある。地震による津波のため、町の人口約1万7千人のうち半数が死亡または行方不明、4分の3の家屋が破壊または浸水の被害を受けたとされるが、その実態はまだ明らかになっていない。その南三陸町で震災を体験した台湾出身の女性がいた。VOA中国語版が伝えた。

美しい町が消えた

彼女の名は張金枝さん。勉学のため台湾から日本に来た日から数えて、もう17年になる。今は南三陸町で、日本人の夫とその母とともに暮らしている。夫は土地測量と不動産を扱う会社を経営し、彼女は学校で中国人の生徒に補習をする仕事をしていた。

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