中国の「ジャスミン革命」、政府当局の「罠」か
【大紀元日本2月22日】海外中国語ニュースサイト「博訊」に19日に掲載された1つの書き込みから、この動きは始まった。それは、北京や上海など13都市で20日午後2時に繁華街の広場に集まり、「中国のジャスミン革命」を起こそうという呼びかけだった。当局は民主化をはかる活動家を事前に逮捕し、当日は指定の場所に警察隊や私服警官が集結し、デモ参加の目的で来たとみられる若者を連行・逮捕した。
その翌日の21日、台湾の苹果日報(Apple Daily)に掲載された「中国13都市にジャスミン革命勃発」と題する記事に、この行動の「発起人」には法輪功も含まれることを未確認情報として伝えた。また、台湾系紙・世界日報も今回の行動は「アメリカ在住の六四民主運動(天安門事件)リーダー王丹氏と法輪功が推し進めた」と、こちらも未確認情報として伝えた。
これらの「未確認情報」に対し、米中部の法輪功佛学会の責任者・楊森氏は「我々は精神修養を重んじており、政治には参与しません。(20日の集会には)我々は態度を示すこともありません。ただ、ことの進展において腑に落ちないところがあるため、私個人は、今回の行動は中国政府が設けた罠ではないかと考えています。その目的は、彼らが脅威と感じる人々への迫害を強化するためかと思います」と述べた。
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