中国大人気の風刺アニメ、ネット封鎖へ

【大紀元日本1月31日】今年の干支のウサギをキャラクターとする風刺アニメ「ウサギのクワンクワン」が、中国のネットで話題となっていたが、このほど当局によって封殺された。同アニメは虎のいじめに耐え続けていたウサギたちが、最後に一致団結して抗争を起こし虎を噛み殺すという内容。中国当局を隠喩しているとされ、封殺される羽目になったとみられている。

同アニメは、ある児童が夢の中で見たことを綴る形で展開する。夢の中で、主人公のウサギたちは森の王者・虎に苦しめられていた。「三虎ミルク」を飲んで中毒死したウサギや、土地の強制収用で焼身自殺したり車に轢かれて死んだりするウサギ。そして、車をハイスピードで暴走しながら「俺のおやじは虎剛だ」と叫ぶ虎。「調和の森を作る」大会で火災が発生したが、虎が「幹部を先に脱出させなさい」と命令したため、焼死してしまったウサギたち。

アニメの最後で、ウサギたちは暴力による抗争を起こした。彼らは「白いウサギ、真っ白だが、前歯2本を立てて威嚇する。僕らを窮地に追い込まないで。怒らせたら人も噛むから怖いぞ」と叫び出した。そして最後に、ウサギたちは一致団結して虎を噛み殺した。

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