200人の工賃未払い 出稼ぎ農民、政府官庁前で座り込み陳情=河北省
【大紀元日本1月17日】河北省遵化市では、毎日、零下の中、市政府ビルの前で多くの農民工が座り込み陳情している。彼らは四川省からの出稼ぎ農民で、2009年11月から勤めた建設工事の工賃の未払いをめぐって、市政府に解決を求めている。
中国国内メディア・四川在線によると、2009年11月から河北省遵化市で開始した建築工事は2010年8月に主要部分が完成したが、200人余りの四川省籍出稼ぎ農民の250万元(約3100万円)近くの工賃が支払われていない。工賃未払いをめぐって、農民らは建設工事の請負会社や依頼先の土地開発会社に支払いを求めつづけてきたが、先延ばしされていた。
そして昨年末から農民らは、現地の遵化市市政府ビル前での陳情に踏み切った。当初取り合わなかった市政府は、連日の報道で動き出した農民らの出身地・四川省の働きかけで、やっと滞納工賃の解決に向けて取り組んだ。
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