「62年間ウソの報道はない」 人民日報幹部の発言に国民騒然
【大紀元日本12月18日】今年9月、人民日報社の副秘書長に昇進し、検索エンジン「人民捜索」の総裁にも就任した元女子卓球中国代表・_deng_亜萍(トウ・アヒョウ)氏は8日、北京郵電大学が開催した宣伝イベントの会場で、「人民日報は創刊して62年間、一度もウソの報道をしたことがない」と発言し、会場を騒然とさせた。この発言は、瞬く間にインターネット上に広がり、批判や揶揄の的となっている。
今回の同氏の発言について、人民日報ウェブ版「人民ネット」の関連報道の中では言及されなかったが、北京の大学が運営する多くのフォーラムに転載され、香港のメディアも報道した。また、アジア自由ラジオ(RFA)の報道によると、_deng_氏は当時会場にいた学生から「人民捜索は共産党のために検索するのか、それとも人民のために検索するのか」という質問を受けたが、慌てて話題を換えて、質問には回答しなかったという。
北京在住のジャーナリスト・凌滄洲氏は、_deng_氏の今回の発言について、「客観的な事実を無視し、事実無根な話をしている」とRFAにコメントした。その具体例として凌氏は、「大躍進時代に人民日報がでっち上げた穀物生産量の報道や、文化大革命のときに人民日報が掲載した※陳伯達氏の『全ての牛鬼蛇神(粛清対象を魔物化した罵語)を一掃する』と題する社説は真っ赤なウソではなかったのか」と、_deng_氏に問いかけた。
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