公務員試験に140万人殺到 人気ポスト、倍率5000倍=中国

【大紀元日本12月6日】中国の46の都市で昨日、141万人が公務員試験に臨み、1万6千のポストを争う形となった。新華社通信の報道によると、今年の試験は中国の公務員制度始まって以来の最大規模で、専門家は、中国の厳しい就職状況が今の公務員ブームにつながったと指摘している。

中国で公務員試験は「国考」と言われる。2003年以来、中国の国家公務員試験の受験者数は上昇の一途をたどり、02年の8.7万人から、09年の105万人、今年度の141万人へと増加している。

高い社会的地位、優遇された福利厚生、恵まれた出世のチャンス。今の中国人にとって、公務員ほど理想的な職はないであろう。その中でも特に財政、税関、税務署などの機関のポストは人気が高く、一つのポストに千人が殺到するという事態もしばしば見られる。競争倍率が最も高いのは国家能源局の職で、4961倍だという。

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