【ショート・エッセイ】 「秋菊の物語」から18年後の今
【大紀元日本11月28日】張芸謀(チャン・イーモウ)監督による中国映画「秋菊の物語(原題、秋菊打官司)」が作られたのは92年。この作品は、同年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞、主演の鞏俐(コン・リー)も同映画祭で主演女優賞をそれぞれ受賞し、日本でも評判になった。
コメディタッチのヒューマンドラマである。鞏俐が演じるのは田舎の農婦・秋菊。ささいなトラブルがもとで村長から暴力を受け、ケガをした夫に代わり、秋菊は、金銭ではなく誠意ある謝罪を求めるため、身重の身体を引きずり、なけなしの金をはたいて、あちこちの役所を奔走する。しかし秋菊の単純明快な道理は通らず、ついに裁判にまで進むのだが、なんと原告敗訴。上訴した秋菊に突然陣痛が始まったが、遠い病院へ運ぶ手段がない。加害者である村長も協力し、秋菊を担いだ男たちが夜通し走って、なんとか大事には至らなかった。このことがきっかけとなって村長と和解できそうになったところへ、裁判所から今更ながら村長有罪の審議結果が届くという内容だ。
映画の背景には、ちょうどこの頃に中国で行政訴訟法が交付され、民間人が自己の権利を主張して訴訟を起こすことが多くなったことがある。
関連記事
長年治らなかったPTSDが、呼吸で変わる――。9・11を生き延びた女性の実例と最新研究から、迷走神経刺激が心と体を静かに立て直し、回復を支える可能性を読み解く。治療に行き詰まる人に、新たな選択肢を示す一篇。
腰や足の冷え、夜間の頻尿は「腎の冷え」のサイン。粒のままの黒こしょうを肉と煮込むことで、温かさが下半身に届き、体の内側から静かに整っていきます。
「いつかやろう」が人生を止めてしまう理由とは?年齢や才能の言い訳、スマホ依存まで、行動できない心の仕組みを9つの理論で解説。今すぐ一歩を踏み出したくなる、背中を押す思考の整理術です。
「減塩=健康」と思い込んでいませんか。塩を減らしすぎることで起こり得る不調を、中医学と最新研究の両面から解説。体質に合った“正しい塩の摂り方”を見直すヒントが詰まっています。
避けられないと思われがちなマイクロプラスチックですが、日々の選択で暴露は減らせます。加熱調理や衣類、日用品の見直しなど、今日から実践できる具体策を科学的根拠とともに分かりやすく紹介します。