中央アジア 増え続ける中国の支配力
【大紀元日本11月25日】ロシアの勢力範囲である中央アジア地区で、経済が最も繁栄しているカザフスタン。その首都アルマトイ市最大のバラホルカ市場では、ジーンズから加湿器、携帯電話の充電器、新鮮な果物まで売られている。多くの商品はロシア製品ではなく、ほとんどが中国製だ。いまカザフスタンで流行っている言葉は、「もし出国したいなら英語を習いなさい。もし国にとどまるなら中国語を勉強しなさい」
中央アジアの人口は6200万人。ここで流通している中国製の商品は日常生活品にとどまらない。エネルギー需要に促されている中国は、中央アジア地区で石油と天然ガスの採掘に巨額な投資を行っている。VOA放送は21日付けの記事で、「この地区での中国の影響力は拡大し続け、いずれロシアを制するのではないか」と指摘する。
国際エネルギー機関IEAの発表によれば、中国は今年度で米国を抜き世界最大のエネルギー消費国になる。今後25年間で、中国のエネルギー消費は倍増する見込みだ。
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