【呉校長先生の随筆】ー校長先生の小さな秘書ー
【大紀元日本11月25日】玲ちゃんが入学した当時から、皆が彼女に対して感じたのは、「よく泣く子」だった。しかも、彼女は泣き出すと決まって教室を飛び出し、授業が終わるまで校内をぶらぶらしている。玲ちゃんは「泣く」という形で自分のストレスを解消していたが、この状態は3カ月も続いた。
中学1年生といっても、玲ちゃんが知っている漢字は少ない。しかし、自分の名前だけはきちんと書くことができる。玲ちゃんをしばらく観察してみると、彼女が情緒不安定になったのは人づきあいがうまく出来ないことが原因だと分かった。数日前、「少し太ったんじゃないの?甘い飲み物は控えた方がいいよ」という先生の軽い冗談が、彼女のプライドを傷つけた。「ウワーッ」と大声で泣き出した時は、他の生徒たちもなす術はなかった。玲ちゃんはいつもと同じように泣きながら教室を出て行き、あちこちさまよううちに、私のオフィスにたどり着いた。彼女はのどが渇いたのか、私に水を催促した。
私は彼女を何とかしてあげようと前から策を練っていたが、ちょうどいい所へやって来てくれた。私は「秘書」と書かれたネームプレートを取り出して、自分の秘書になってほしいと彼女に申し込んだ。玲ちゃんはそれをじっと見つめ、首をかしげて「秘書って何?」と質問した。私は真剣な顔で、「秘書とは、言葉と行いが優雅で、いつも笑顔で、校長先生の代わりに来訪者の世話をする非常に重要な仕事です」と説明した。
関連記事
白露の頃は、冷たい食事だけで済ませないことが大切。おにぎり、味噌汁、オクラ小鉢で整えるコンビニ養生です
薬が効きにくい感染症が問題になる中、体の防御力を弱らせないことが大切です。食事、睡眠、運動、腸内環境を見直します
慢性炎症の原因は食事だけではありません。腸内環境、睡眠不足、ストレス、加工食品など、体の火種を燃やす習慣を見直します
「病は口より入る」という言葉から、食と身体の向き合い方、そして他者への敬意や生き方の知恵を紐解くエッセイ。脾胃(ひい)をいたわる食のあり方を通じて、欲望と節制のバランスや真の豊かさを見つめ直します
筋肉の疲れだと思っていたその痛み、実は硬くなった筋膜が原因かもしれません。筋膜ラインを整えることで、姿勢の改善や痛みの軽減、運動パフォーマンスの向上も期待できます