中国不動産価格は既にピーク ゆっくりと下落基調へ=中国人エコノミスト

【大紀元日本11月16日】中国国内の独立経済評論家の謝国忠氏はこのほど、不動産バブルの崩壊に言及し、不動産価格は緩やかなペースで下落するとの見通しを示した。

謝氏は「不動産価格がすでにピークを迎えた理由としては、今年のマネーサプライの増長率は名目上国内総生産(GDP)の増長率よりも低いことが挙げられる」と指摘。また、「今年マネーサプライの増長率は約18~19%だ。上半期名目GDPの増長率は24%で、下半期がもう少し低いが、通年でみると名目GDP増長率は20%以上となるだろう。したがって、(マネーサプライの減少で流動性が縮小して)不動産価格が大幅に上昇する可能性がなくなる」と示した。

一方、謝氏は不動産価格の下落は何年間もかかって、ゆっくりと進んでいくとの見解を示した。

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