新土地囲い込み運動が再来 専門家「農民の激しい反発を招きかねない」=中国

【大紀元日本11月9日】新築アパートが立ち並ぶ団地のど真ん中に鶏小屋の姿が……。「耕地を増やせば、都市部でそれと同等面積の用地を商業地にすることができる」。この政策の影響で、現在、中国20以上の省と市で農民の住宅地が収用され、村の合併が進められ、おびただしい数の村が消えている。

土地の売却によって支えられている地方財政。各地政府は新たな土地の確保に必死だが、「新エンクロージャー(土地囲い込み運動)」と称される今の土地収用は、農民からの大略奪となり、農民の激しい反発を招きかねないと専門家は警告する。

山東省諸城市では、1249の村が208の村に合併され、70万人の農民が代々暮らしてきた土地を離れ、集合住宅に入居させられた。しかし、家畜を飼育するスペースがないので、敷地内で飼育するしかない。このような村の再編は全国20以上の省と市で行われている。

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